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大迫力の伊勢海老。
さぞ味も良かろう…と思ってしまう方もいるかも知れませんが、実はこの伊勢海老は『木製』。日本人の職人によって木で作られた作品です。

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どの角度から見ても木製とは思えない程。

作ったのは『大竹 亮輔』さん。若干25歳の芸術家。
普段は小さな根付け(紐のついたストラップのような物)などを多く制作。
京都園部の伝統工芸大学校、木彫刻専攻を卒業後、
イチイの木目を活かして作られる一位一刀彫の東勝廣氏に師事。
2010年 修行して1年数ヶ月で「現代木彫根付芸術祭」で大賞を受賞。
2013年 Facebookページを開設。すぐさまネットを通じて注目を集めました。

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(海外ニュースサイト ODDITY CENTRAL より)


そして2014年。
公開された伊勢海老で海外のニュースサイトにも登場。
驚きの声と共に日々注目を集め続けています。
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(海外ニュースサイト ODDITY CENTRAL より)


今にも動き出しそうな見事な造形ですがそれもそのはず。
この伊勢海老くん 『動く』 んです。
しかも角が少し…とか、足が少し…ってレベルじゃありません。

足も、背中も、爪の先も、グリグリ可動するんです。
可動する様子が撮影された公開中のYoutube動画がコチラ。


Wood spiny lobster

そんな激しく動かさないで!
と思わず声が出てしまいそうな扱いにしっかりと動いて答える伊勢海老。
各関節がきちんと作られている為、ここまで滑らかに動くのだと思いますが。
いやはや…言葉を失ってしまいそう。

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(GALLERY 帝塚山 HPより古銅 もくず蟹自在置物より)
別の作家による蟹。こちらも素晴らしい完成度。

これは龍や蛇に鳥、伊勢海老、海老、蟹、蝶など、
その姿形を写実的に描き、更に関節などを忠実に再現する事を目指す、
『自在置物』と呼ばれる日本の工芸品における一分野。

ただし、通常は鉄や銀などの金属を用いて製作される為、
今回のように木製の自在置物は極めて珍しい物との事。
また、木の特性により金属に比べてしなやかな動きがとりやすくなっているものの、
細かい部位などの作成はかなり困難を極める。
まさに職人の技と呼べそう。

まだ25歳の若さである事は勿論だが、
なんと『この伊勢海老が初めての自在置物製作』との事。

今後、『大竹 亮輔』さんの手から紡ぎだされる命の数々が待ち遠しくてなりません。
尚、伊勢海老は4~5か月の制作日数だったとの事です。

今回参考にさせて頂いたサイトはコチラです。
大竹木彫刻 公式 Facebookページ

ギャラリー桜の木 作家
海外ニュースサイト ODDITY CENTRAL
GALLERY 帝塚山 HPより古銅 もくず蟹自在置物
ありがとうございました。

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